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ぐ~たらオタクの似非考察日記

アニメ・マンガ・ゲーム・ライトノベルについて考察するブログです。

FF15が今までに何をしてきたのか:大作ゲームの宣伝の難しさ

ゲーム

きたる3月31日、ついにFF15の発売日が発表になりました。
個人的には日本のAAAクラスのタイトルは最後になるかもしれないので、凄いワクワクしてる。MGSも終わっちゃったし。
あとはフロムソフトウェアくらいだろうか*1

で、それに関連して、以下の様な記事が出まわってしまいました。
b.hatena.ne.jp

FF15の開発費のペイラインが1000万本であるという記事ですね。
実際はあくまで、目標本数が1000万本であるという発言だそうです。

game.watchの記事では以下の様な翻訳になっていました。
「ファイナルファンタジーXV」プレスカンファレンスで新情報続々 - GAME Watch

また、「制作にかなり投資してるのでは? それに見合う成功とは?」の問いに田畑氏は「自分としては、ワールドワイドで1,000万本を目標としている」とキッパリ。

質問者の方もはっきりペイラインを聞いているのではなく、どれくらい売れる事を目指しているのか?その答えとして1000万本が目標です。ということだったようですね。

実際には以下のように何重ものソースロンダリングが発生しており、正直酷いなとは思ったんですがまぁ、ゲーム界隈の話題はそれくらい気をつけないといけませんね、ということかもしれません。

FF15ディレクター田畑さん→英国kotaku→gamespark→inside→日本yahoo→まとめサイト多数
※oh・・・ kotaku・・・

さて、それに伴って色々ゲームの売上本数ですとか色々話題に取り上げられたりはしてるようですね。
ランキングなんかも出てたり。
とはいえ、ゲームの本数ランキングってわりと曖昧だったりするようで正確な数値を求めるのは難しいところはあるようです。
流石にGTAオプーナ並に離れてりゃわかりますがなかなか難しいところですね。
海外と日本のゲーム市場なんかの比較も話題になったりはしてるようです。

でも少しネガティブな記事がちょっと多いようで、今回はFF15本編に焦点を絞ってポジティブに今までFF15が何をやってきたのかと絡めて日本の話しもしたいと思います。

ディレクターが変更されてからの怒涛の宣伝

2013年にFF15のディレクターが野村哲也氏から田畑端氏に変更されました。
田畑氏は元テクモの方でモンスターファーム2の製作などに関わっていらっしゃったようです。
そこからFF零式等を経由してFF15のディレクターにつくことになりました。

この田畑さんにディレクターが変更されてから、アクティブタイムレポート(以下ATR)というネットを介したFF15の動画解説をやるようになりました。
sep.jp.square-enix.com

ATRでは開発中のFF15に関する情報をディレクターの田畑氏とマーケティング部の大藤氏が二人で出演し

・今現在FF15開発はどれくらい進んでいるのか
・ゲームのコンセプトの説明
・イベントの告知
・キャラ・ストーリーやゲームシステムなどの本編の解説
・ユーザーからの質問への回答

等など、FFの熱心なファン層からの期待に応えるようにFF15とは一体どういうゲームなのかということを説明してくれました。
また、E3やTokyo Game Show等の発表会には必ず出演し、日本ではまだまだマイナーなPAX(アメリカ最大規模ののゲームショウ)やドイツのGamescom等様々なイベントに出演し世界に向けて情報を発信されていたようです*2
最近ではTaipeiGameShow*3にも出演されていましたね。
www.famitsu.com

FF15はグローバルに打ち出すことを宣言しており、今回は日英だけではなく全部で13もの言語でFF15を発売するそうです(しかも字幕じゃなくて吹き替えらしい)。
FF15にかける本気度が伺えます。

他にもオープンワールドを制作するために硬直化した組織をぶっ壊したり*4、岩を作るために海外に行ったり。
とにかく情報をバンバン打ち出してくれました。
それを見て熱心なファンである私は一人ワクワクしてたりなんかするんですが・・・

ATRという「ダイレクト」な情報を伝える広報

実はこの姿勢をどこかで見たことあるなとずっと思ってたんですが、最近ようやくわかりました。
任天堂の岩田さんのやり方に似てるんですね。

実はATRを見てると解るのですが、田畑さんと大藤さんはものすごく丁寧に情報を伝えようとしているのが伝わってきます。
様々な視点から誤解がないように説明をしてくださるんですね。
誤解した情報が伝わっていたら次にATRできちんと説明してくれます。
今にして思うと、なぜこういった手法を取らざるを得なかったのかと考えた時、恐らく「まとめサイト」等のネガティブな情報を流すメディアのせいなんだろうなと今回の記事を見て強く思いました。

ホストホストと連呼されるのが通例ではありますが、FF15関係の記事はその手のネガティブなまとめサイトによる情報がどこにいっても氾濫しています。
個人的にも主人公たちのキャラデザが癖の強いものであることは分かりますし、好き嫌いが強く出るだろうなというのもわかります。
韓国と台湾なんかも日本文化が伝わっていたりするのでホストなんて呼ばれたりすることはあるようですね。
欧米圏でもエモいとかゲイとかまぁ色々呼ばれたりもしてるようです。
そこが合わないからと言って別段私自身がとどうこうというわけではないんですが、スクウェア側はそういったホスト呼びに付随するネガティブなネット上の情報を如何に打ち消していくのかといった部分に注力していた気がします。

そして実際ATRや数多のゲームショウへの出演はFF15のコアなファン層には効果があったようでファンには誤った情報が流布するのは防げたように思えます。
一方でコアなファン層ではない人には未だにまとめサイトに影響された強烈にネガティブなイメージがつきまとってはいるようですが。
こういったバイラルメディアの情報流通を懸念して任天堂ダイレクトを解説したのが岩田さんでした*5

ATRでも開発中のCG画面を見せてもらったり、ユーザーの質問に直接答えてくれるのは自分も製作に立ち会っているように錯覚してワクワクしたものです。
そしてUncovered FinalFantasyという発表会では怒涛の発表でした。

・トレイラー
・天野氏のアートワーク
・テーマ曲をFlorence + The Machineのカバーした、Stand By Meとの発表
・アニメ化
・CG映像化
・CG映像コンテンツでの声優として
 ヒロインルナフレーナ役:レナ・ヘディ*6
 主人公父の王様役:ショーン・ビーン*7
 映像作品側の主人公NYX:アーロン・ポール*8
・デモの発表
・発売日の発表
・そして最後の拡張トレイラー

しかし、これらの発表の内容は恐らくあまり日本には伝わっていないかもしれません。
アニメ・CG映像化もなぜかCG映画化と伝えられてしまいました*9

英語で発信された情報がほとんどですし、無理も無いかもしれません。
ただ、それでも発表会の最後の田畑さんの発言には少しぐっと来ました。

英語の発表会でありながら最後のトレイラー公開前にほんの少しだけ日本語で話しかけていました。
「日本の皆さん」
と。

そしてそのトレイラーで発表されたのはATRで何度も話題にされていた飛空艇でした。
車を改造して空を飛ぶという予想外の展開でしたが(笑)
最初英語でのスピーチではなかったため、英語圏の人は困惑したように思います。
実際海外のリアクション動画を見ているとそんな感じでした*10
youtu.be

わざわざ日本語で話しかけてくれたんですね。
その時私はああ、日本のファンのことも見てくれてるなぁ。と勝手に納得してしまいました。
ちょっと現金な気もしますが、私にはそれで十分でした。

でも、日本の大多数の方にはこのことは伝わっていません。
それが少し私には残念なのです。

年々コンソール市場も縮小してしまい、日本のゲーム市場が難しくなっているのは確かです。
でも、まだもう少し日本のゲーム市場もやりたいゲームはあります。
ドラクエ11もPersona5もやりたいですしね。

けどあまりにネガティブな記事がネット上に反乱しすぎていてるような気がします。
これじゃあ、日本のゲーム開発者もやる気がでないかもしれませんね。
願わくば明るいニュースも聞ければいいなぁ・・・
とそう思った今日このごろでした。

*1:狭義の意味で

*2:大抵youtubeで動画が見れます

*3:台湾のゲームショウ。近年大作レベルでは中文化字幕をつける事が多くなってきており、FF15も翻訳されるとのこと

*4:『ファイナルファンタジーXV』ファミ通.com 特設サイト 『FFXV』のプロジェクトについて田畑端氏と野末武志氏を直撃! 「もう一度、『FF』が勝つ姿を見せたい」【ダイジェスト版】(インタビュー)

*5:直接!で名高い

*6:ゲームオブスローンズに出演されているそうです。

*7:ロードオブザリングのボロミア役でした

*8:ブレイキングバットのジェシー・ピンクマンで有名ですね

*9:メインは映像配信で、劇場で放映するのはおまけだそうです

*10:まぁ、その後ほとんど同じ内容を英語で話してるんですけど