ぐ~たらオタクの似非考察日記

アニメ・マンガ・ゲーム・ライトノベルについて考察するブログです。

最近のスクウェアエニックスに対するちょっと下衆い話とそれに纏わる一抹の不安

最近、スクエニのスマフォゲー関連でちょくちょく話題になることが多い。
これとか
b.hatena.ne.jp

これとか
togetter.com


個人的にはスクエニが徐々にコンソールゲーを出すサイクルを早めており従来からのコアゲーマーとしてはうれしい部分が多い。
FFXVキングダムハーツ、また、いけにえと雪のセツナなどの小規模ではあるものの従来型のクラシックなJRPGも製作しており好感度はといえば俺の中で爆上げだ。
前社長時代の評価を考えるととんでもない上昇率といえる*1
が、一方で一抹の不安を覚える部分もある。


一コンソールゲーユーザーとしては全く問題ないのだが、少し危険だなと感じるのはスマフォゲーとコンソールゲームの開発者に対する溝だ。
ちなみに私はスクエニの開発者なんかじゃないし、ゲーム業界の人間ですらない。
知り合いにゲーム業界の人間がいるとかそんなことも全くない。
なので単なる与太話程度で考えてもらえるとわかりやすいと思う。


スクエニは言うまでもなく日本のソフトメーカーでは最も存在感のある会社といっていいだろう。
ドラクエやFFなどのビックタイトルは名前くらいは聞いたことがある人は多いはずだ*2
野村哲也等のクリエイターは国内のみならず海外でも相当な知名度を誇る。
また、海外でもeidosの買収などを通じて近年じょじょに評価が上がっていると見ていい。
実際eidosの開発者の発言からするとはスクエニ上層部は口やかましく開発を妨害することもなくかなり自由に開発をさせているようだ。餅は餅屋ということで欧米の人達に任せている印象がある。
まさに日本のパブリッシャーの雄といっていいだろう。
一方でスクエニの最近の業績を見るとわかるのだが売上の大半を占めるのはPS4を代表とするコンソールゲームでは決してない。
何かと問われれば、スマフォゲーやMMOとはっきりいえるだろう。
一括で販売するFFXVなどのコンソールゲームに対してスマフォゲーは課金を利用して1年を通して安定した売上をたたきだせる。
そしてその資金を利用してコンソールゲームを製作しているわけだ。
このIPをHDゲームで育て上げて、スマフォゲーを代表とする周辺展開で儲ける。
というサイクルを造ると松田社長ははっきり明言している。
個人的には非常にうれしい話ではあるし、好意的に見ている。
しかし、開発者の目線で見るとどうなのかというとそれはまた別の話なのではないかと最近考えるようになった。
つまり、会社で最も売上をたたき出しているスマフォゲー開発者はこの「売上はスマフォゲーで稼ぐが、評価されるのは野村哲也を代表とするコンソールゲームの開発者」という点をどう思っているのか。
最近のスクエニのソシャゲ周りの騒ぎはそういった鬱憤が表面化してきているのではないのかということだ。

「金を稼いでいるのは俺達だ。でも評価されない。じゃあもっと金を稼いで徹底的に黙らせてやる」

という心理になってもおかしくはないのではないか。
少なくとも現時点では問題はないと思う。
野村哲也氏やFFXVのディレクターの田畑氏はインタビューを見るとわかるがそういったスマフォゲーに対する明らかなDISという面は見せていないように思えるし、実際そうは思っていないだろう。
田畑氏なんかはスクエニに入社した初期にはガラケーのゲームを作ってたりするし*3
そういう類のゲームにはっきりした嫌悪は抱いていないのではないかとも思う。

コンソールとスマフォの対立軸に限らないが日本のゲーム業界は捩れがちょっと多すぎるなと感じてる。
日本と海外で評価されるゲームが違うこととかスマホとコンソールの対立とか複数の要因が絡んでいて感情的な捩れに対処しきれなくなっている感がある。
海外ではさっぱり売れずに日本ではめちゃくちゃ売れるがまったく評価されないというゲームがどんな批判にあうかといえば想像するだに恐ろしい。
だからといって昨今の重課金ゲーに賛意を示すかといわれればそんなことはありえないわけだが・・・
将来的にちょっと禍根を残すことにならなければ良いのだがと思った今日この頃であった。

*1:一概に和田さんが悪いとは思わないけど。タイミング的な問題もあるし。

*2:任天堂ソニーなどのハードメーカは除く

*3:田畑氏はテクモからスクエニに移ってきたという経歴がある。ギャロップレーサー等に携わっていたがスクエニに移籍当初は携帯ゲームなどを作っていた。